今更ですが、当ショップで使用しているレザーは基本的に
”タンニンなめし”
の革を選んでいます。
ただ、クロムエクセルレザーはコンビなめしというチョット異なったなめしです。
一般的に腕時計に使われる牛革は
”クロムなめし”
が多いです。クロムなめしとは、エルメスとかコーチとかで使われる、
”発色が良く、使い込んだ先のアジが出にくい。”
というのが特徴です。なのでエルメスなどのハイブランドによく使われます。
高級腕時計でもアジを楽しむ訳では無いのでクロムなめしの方が適していると思います。
当ショップでも使用しているタンニンなめしは簡単に言うと経年変化のするレザーです。
私の牛革を使った腕時計ベルトは
”腕時計と共に思い出を刻んでいく・・・・”
をコンセプトにしているのであえて経年変化のするレザーを選択しています。
時計と共に思い出を・・・・とはチョット抽象的ですね。
イメージとしては、
”ヴィンテージパネライ”
です。ヴィンテージパネライの雰囲気が好きなんです。
時計に無数入っている細かな傷と何十年も経過したレザーストラップ。
あの組み合わせが非常に好きです。
ただ、タンニンなめしやコンビなめし(クロムエクセルレザー)にもデメリットがあります。
それは色の発色が悪く曖昧なカラーが多いという事です。
愚直に出ているのがブルーでしょうね。
ミッドナイトブルーの様なカラーをしています。
他にもダービーは色の濃淡がありますがベルトにすると個体差が出てしまいます。
ここでご注意ですが、牛革でまっさらのキレイな革をイメージしているのであればご注意下さい。
当ショップで使用しているのは、タンニンなめし(一部コンビなめし)で
フルグレインレザー(天然のシワがそのままあるレザー、シボなどを加工によって出していないレザー)
なので個体差が出てしまいます。
これがまた良いんですけどね。