腕時計ベルトの経年変化、茶芯に関して

先日お客さんから経年変化の報告を頂きました。
チョット私自身驚いたので、今回は深堀りしていきたいと思います!
その前に何が凄いのかを伝える為に、

”茶芯”

に関してです。
茶芯レザーとは、

”革を茶色に染めてから上にそれぞれのカラーをのせているレザー”

となると、表面のカラーが擦れたりして剥げてくると茶色が顔を出す。というレザーです。
ブーツやウォレットなどアメカジのジャンルでは定番となっているレザーです。

当ショップでは・・・・
※下の写真は分かり難いですが、断面をみてもらいたいという写真です。

クロムエクセルレザーの各カラー

ダービーのブラウンナット(未アップ)

その他もろもろ・・・・とほとんどが茶芯レザーです。

茶芯以外は何があるの?
と言うと・・・・

ダービーのブラックは、

”芯通し”

と言って、中もブラックで染められています。

他に名前は分かりませんが、中が白のレザーです。
あえてスタンダードとここでは呼びます。
当ショップではダービーのコバルトブルーです。

※詳しく分かりませんが、革は最初に塩漬けにして色を抜くそうです。
なので真っ白になるそうですよ。
ヒマラヤクロコが白なのは、リアルなナチュラルカラーという事です。
牛革のナチュラルカラーは、なめしの時点で使うオイルなどの影響で茶色になるのでしょうかね?

この茶芯かスタンダードかで大きく変わるのはコバと呼ばれる側面の仕上げです。
茶芯と芯通しは磨き仕上げ、スタンダードレザーはコバを染色後に磨き仕上げです。

この大きく異なるのが色落ちに関してです。
普通に使っていれば色落ちはしませんが、水につけてこすると染色した方が色落ちしやすいです。
茶芯と芯通しは色が深くまで入り込んでいるので色落ちは目立ちません。
※茶芯でも水につけてこすると多少革の色は移ります。でもこれは注意書きで私はほとんど気になりませんね。

と今回はここまでです。
茶芯だと経年変化で表面が薄くなると茶が出る。
芯通しは中も同じ色で染められている。
スタンダードは表面の下は白。

という事です。
本命の経年変化はまた後日・・・

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