鋳造(GPFバックル)

鋳造とは型を作って溶かした金属を流す方法ですが、メッキするのに個体差と具合が都度変わり安定しない。
というトラブルにぶつかりました。

というのも今回のオーダーは、銀メッキとソフトニッケルメッキですが私のオーダーは・・・・

”経年変化を出す為に、真鍮に直で銀メッキ、ソフトニッケルをかけて欲しい。”

というオーダーだったからです。
この”直”にかけるメッキというのがトラブルの元でした。
ストレートに言うと、サンプルと販売分の色味や艶感が異なり販売出来ませんでした。
サンプルは非常に気に入っていたので同じ仕上がりが来ると思っていましたが、そうはいかなかったのです。
どういう事か金属加工業者さんと散々話した結果、納得しました。

さあ・・・・困ったぞ・・・・。

という事で原点に帰り、私が欲しかったのは何か?を見つめ直しました。

そう、ヴィンテージパネライでたま〜に出てくる

”真鍮にメッキ。そしてメッキが剥がれてベースの真鍮が見えて・・・・”

というヴィンテージ感溢れるバックルです!!
誰かが作って販売していれば私もそれを仕入れるのですが、誰も作っていないので作るしかないですよね!!

↓これです

販売物として多少の差はあっても大きな個体差やロット違いを少なくする為に

”銅メッキ”

を下地にかけてもらう事にしました。
銅メッキであれば、表面の銀が剥がれて銅が出てくるのでパネライ好きであればそこまで敬遠する物では無いかと思います。

そして銅も剥がれると真鍮が出てきます。
(銅メッキをかけると言ってもミクロンの世界ですけどね)
コンセプトは変わらず、

”使用していくと表面が剥がれて真鍮が出る、使い込んで更に味わい深く、愛着の湧くバックル(尾錠)!!

金属は丈夫なのでベルトがダメになったらバックルを再利用する事も出来ます。
ずっと使えるバックルです!!

今の時代の生活感、使用環境から成る経年変化をヴィンテージパネライに使われていた素材と仕上げで自分なりに楽しむという物です。

↓これは銀メッキですがリアルなイメージはこんな感じです

銀メッキの写真を出しながら残念なお知らせですが・・・・・銀メッキは無しにしました。
銀はニッケルと比べて10倍近く強度が落ち、耐摩耗性も落ちます。
なのでサンプルの感じは非常に良かったのですが、想定よりも早くメッキが擦れていくのとロットでの個体差が出てしまうのが私としても妥協できなかったのです・・・・

という事で今回のGPFバックルは・・・・

●合金
●真鍮の無垢
●真鍮ベースのニッケルメッキ

の3パターンになります。
ニッケルメッキは作業をしてもらっているので月末頃かと思います。
真鍮は10日から・・・・合金は14日頃から・・・・
という予定です!!

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