革の加工。絶妙な色味を作りました

暑い夏が来ました。
・・・・とここでこの熱さを利用して革を加工しています。

私は革に関しての深い知識が乏しい為に、革に関してプロの友人からアドバイスを頂きながらテスト中です。
ベースとなるレザーは勿論HORWEENレザーです。

私の求めている条件は・・・・

・厚みを出したストラップにしたいので柔らかいレザー
・HORWEENダービー、ナチュラルよりも明るい(黄色味)の感じられるレザー
・色を塗る加工はしない
・タンニン鞣しで経年変化を楽しみたい

左がHORWEENダービー、ナチュラルです。

特に色味に関しては色を加える事をしないというのが、拘りです。
というのもタンナーで塗られた色は色落ちがしません。
革の色移り(茶)はあっても色落ちはしません。(ブラックレザーならブラックの色落ちという事です)

色を重ねれば正直簡単です。
しかも希望の色に出来ます。
でもなぜ色を重ねないか?

それは・・・・腕時計ベルトだからです。
冬は洋服が被さり、夏は汗や湿気などで水気が出る。
使うとすれば塗料は染料になりますが、染料は水性なので水に弱いのです。

色々テストしましたが染料はゴシゴシ擦ると色落ちします。
むしろ色落ちしないのは無いのでは?
タンナーの仕事は凄いなと改めて思いました。

色落ちしないのは顔料染めでウレタンですね。
腕時計ベルトではコバに使われる塗料です。
当ショップでもクロコやオーストリッチなどで使用しています。

という事でベースとなるレザーの特色と色味を使って溶剤やら紫外線やらで色味を変えています。
タンニン鞣しのタンニンは紫外線やら熱やらで分解されて・・・・・なんとかかんとか・・・・・
これがまた大変で1枚の革の1/3位はテストで使っちゃいました・・・・
※革は半裁と呼ばれる牛の半分が1枚です

でも中々理想に近い色味のレザーが出来ました。
イエローブラウンやマスタード程黄色味が強く無く、濃い赤味のある茶でも無く・・・・
しかも小じわも多いので柔らかい。
この小じわがまた良い雰囲気を演出してくれます。

HORWEENダービー、ナチュラルをベースとしていますが、全く異なった色味になりました。

この革は今とこれからの真夏の強い紫外線と太陽光が必要で真冬では作れないと思います。
それと量産出来るレシピを整えてからの販売になるかと思いますが・・・・中々良いですよ。

This entry was posted in NEWS. Bookmark the permalink.