腕時計を資産価値としてみた上で楽しむなら・・・

先日ご紹介した “資産価値が上がる腕時計の賢い選び方” の続きです。

私も筆者と同じ考えなのが・・・、

“腕時計を資産価値として購入し、楽しむ事が大前提。”

という考えです。
私はパネライが好きでパネライ中心の話になりますが、パネライはレザーベルト、ラバーベルトが標準装備です。

このレザーベルトは、

“使用したら価値が0”

ということです。厳密に言うと腕に沿ってレザーが曲がった跡、バックルピンの入る跡が残っていたら価値は無くなります。
パネライ純正のベルトでも同じです。

ほぼおまけです。
私が思うに

“純正のレザーベルトでも使用せずに保管しておく。”

であれば売却時の価格は変わると思います。(と言っても1万円・・・・位です。只、個人売買の時は大きく変わると思いますよ。)
これは、中古の商品を扱っている職業の方はよく分かると思いますが、販売する時にどの状態が売りやすいのか?
中古で販売する時は、原状復帰する(極力純正の状態にする)のが大前提です。
ということはケースに傷がある。ベルトがクタっている。日差がある。という状態だと販売時する状態に持っていくのに費用がかかるので買取金額はその分下がります。

車が良い例ですね。
カスタムカーとノーマル車両。どちらが売りやすいか?
勿論ノーマルの状態です。いくら100万円カスタムしても売却には響きません。
その上原状復帰するのに手間がかかる、原状復帰する為にお金がかかる。
とのことから買取額は下がります。

“専門店であれば買取価格は高いかも?”

という車での発想は間違いです。あまり変わりません。
只、専門店だと売却予定の車がお店で欲しい場合もあるので他よりは高いかもしれません。
(その車を探している人が集まりやすいので探しているお客さんがお店にいれば高値で買い取ってくれる可能性があります。なぜならすぐに現金化できるので)
なので一度足を運んでみるのは良いですが、基本的に溢れている車両だと、どこに持っていっても変わりません。

話を時計に戻しますと、レザーベルトは基本的に価値が無くなります。レザーベルト自体価値が高くなる。という事はまずありえません。
なぜなら消耗品だからです。しかも早いスパンでの消耗品です。
でもせっかく購入した時計ですから楽しまないと!!
という観点からも私のショップは有効に活用して貰えればと思います。

スタンダードなクロコダイルを選択したり、カジュアルにスティングレイを選択したり。
レアなビーバーを装着してみたり・・・・
チキンやエレファントなどマニアックなレザーが気になったり・・・

スーツや綺麗なファッションの時はブラックを。
カジュアルにデニムを履く時はグレーやベージュ系を。
スポーツなどの時はブルー系やホワイト系を。

夏は腕を出す季節なので明るいカラーのスティングレイを。
春、秋は軽い長袖なのでシックなカラーであるグレーなどのクロコダイルを。
冬はブラックのアウターが多いのでナチュラルカラーのコードバンを。

など1本の腕時計でも十分に楽しめますからね。

これはあくまでも私個人の趣味のシチュエーションと組み合わせですが、同じ時計でも個性を演出するにはベルトの選択は非常に重要です。

株と同じ様に時計を運用目的でずっと保管・・・・であれば私なら使う用と売却用の2本購入しちゃいますね。

色々なレザーで楽しんで、価値が上がった時に時計を売却する。
純正のベルトは時計とのバランスが非常に良いのでそれはそれで使用したとしても保管しておくか、クタってしまったらフリマアプリで純正を探しておく。など。
売却がゴールだとすると純正品は全て保管しておくのがベストです。

腕時計って

“シチュエーションに合わせて自分の価値を底上げするアイテム”

だと思います。

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