以前にこんなお問い合わせを頂いた事があります。
“ビーバーレザーは高級な革ですか?”
と。
私はこう答えました。
”ビーバーが高級かどうかでは無く、レアなレザーなので当ショップ内では比較的高額になります”
つい毎日皮革(レザー)とにらめっこしている私の回答になったので、ここで改めて
“高級”
とは何を持って指すのかを調べてみました。
グーグルさんの話しでは・・・・・・
”等級や程度の高いこと。”
そして ”レア” もグーグルさんに・・・・・
”希少な。珍しい。”
との回答でした。
ビーバーは高級では無く、レアレザーです。
レアという事は、流通量が少なく珍しいというこですね。
珍しいいうことは比較的高額でも取引が成り立ちます。
ビーバーレザーは当ショップ内では高額な位置になりますが、決して高級という分類では無く、レアな分類になります。
と、ここで改めて当ショプ内での価格設定に関して見直してみました。
分かり易い例で言うと、クロコダイルに関してです。
クロコダイルとアリゲーターは皮革で見ると価格差はほぼありません。
一般的には、
”クロコダイル = ワニ”
というイメージが先行しているので日本ではクロコダイルの方が高いイメージがあります。
そしてクロコダイルの皮革にも様々なタンナーがあり、皮革自体の価格も様々です。
なので、腕時計のベルトでも高額な物と安価な物があるわけですね〜。
当ショプでは丁度中間位のグレードの物をチョイスしています。
これには理由があり、私がこのショップを立ち上げた目的は
”手の届きやすい価格”
そして
”腕時計をその人の趣味、思考でカスタムする為には・・・・・・”
というのをコンセプトにしています。
皮革って高額な物は勿論良いですが、中間位でもむしろその下のグレードでも十分に良いレザーがありますし、腕時計のベルトとして使うは、皮革の一部だけなのでキズ物でも問題ありません。
(避けて使えるので)
高額な腕時計ベルトは自社ブランドの立ち位置を作る、守るという思惑もあります。
手間や儲けだけでは無いという事です。
時計ブランド純正品も同じですね。
安価なレザーを使用して高額にしているのでは無く、
良いグレードのレザーで1枚の皮革からも尚良い部分しか使っていないので商品単価が上がる。
という事です。
ここで時計ブランドが中間グレードの皮革を使いだしたら価格は勿論下がります。
でもブランドの価値も下がるのでやらないでしょうね。
ここで振り出し戻って、ビーバーレザーはレアなので、
“グレードが無い”
又は
“皮革自体の価格競争が無い ”
という事なんですね。
だから少し高額なベルトになってしまうんです。
中々回答で1行では説明出来ないので長々と書いてみました。