コードヴァンとホースバット

当ショップではコードバンとホースバットのベルトをやっております。

ちなみにコードヴァンは、 ”新喜皮革” のレザー。
ホースバットは ”HORWEEN” のレザーになります。

horse buttとは馬のお尻の革です。
張りがあって良い革です。
コードヴァンも馬のお尻ですが、コードヴァンはこのホースバットの下にある層の事を指します。
そうです。
ご想像の通り、コードヴァンは1頭から少ししか取れません。

当ショップではコードヴァンは10700円。
ホースバットは15600円です。

この価格差は何を指すのか?

まず挙げられるのが、タンナー(皮を革にしている場所)が異なります。
要はレザーのブランドが異なります。

ちなみにHORWEENのシェルコードヴァンは世界中で有名ですが、非常に・・・・・高価です。
当ショップでHORWEENのコードヴァンを作ると、私規模であれば1本2万円以上じゃないと販売できないレベルです。。。。

※参照※
ちなみのちなみに世界のコードヴァンを作るタンナーで、トップ3の内の1つが新喜皮革です。
日本の会社との事もあり、レザーのクォリティは高いですね〜。日本人は細かいですからね。

コードヴァンを楽しむ。というのを考えると高価なHORWEENのシェルコードヴァンでは無くクォリティが高く、私の求める販売価格で出せるのは新喜皮革だったので、採用しています。

次の価格差の要点は、作りです。
コードヴァンは表にコードヴァン、裏には牛革を使っています。
ホースバットは1枚側の作りなので裏側と表が繋がっています。(裏も同じレザーです)

この材料の違い、作りの違いで価格に差がついています。

コードヴァンは吸水性が高く、”水ぶくれ” すると言われています。
なのでホースバットの様に1枚革で作ると、裏側がどうなるのか・・・・・・

今度はホースバットですが、1枚革で作っていて、裏側は・・・・・大丈夫です。

当ショップで使っているHORWEENのホースバットは、HORWEENで有名な

”クロムエクセルレザー”

と同じ製法で作られている馬革になります。
チョットの水位、弾きます!!

なので贅沢な1枚革での制作が可能なんですね〜。

ちなみに1枚革で制作するメリットは、定革の修理(交換)が可能だからです。
通常の腕時計ベルト(当ショップでもHORWEEN以外)は定革が外れない様に、ステッチ以外に接着剤を使っています。

でも当ショップのHORWEENレザーのベルトは

”長く使って貰える様に・・・・・”

定革の交換が出来る様にしています。
そんなに極端に壊れる物では無いですが、1番最初に壊れる箇所です。

私のオススメは、ブラックのレザーで定革を交換するなら異なったカラーで定革を作る・・・・・などです。
ブラックは色が濃いので同じレザーでも良いですが、ナチュラル系は色味が変わるので根本的に異なった色をオススメします。

当ショップのクロコダイルなどや他店さんの物でも定革の修理は出来ない物が多いと思います。
この場合のオススメは定革は切ってしまって、遊革を新たに幅広で作るという事です。
文字で説明するのが難しいのでまた今度サンプルが準備できたらNEWSにしたいと思います。
まずご相談頂ければと思います。

P.S.
当ショップではHORWEENレザー以外はオーダー分の革をストックしていません。
なのでエキゾチックレザーのオーダーメイドは革の表情に個体差が大きい事もありオーダーはお受けしておりません。

仮に幅広の遊革を作るとなってもHORWEENレザーのみしかレザーのストックが無いのでご注意下さい。

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