パネライ購入時の私なりの注意点

高額な時計は中古市場も元気です。
ちなみに私はいつも中古でパネライを探したりしています。
(ブティックにはまだ行った事ないです・・・・)

という事でパネライを中古で購入する際の注意点です。
それは↑の写真にあるベルトを交換する際のネジです。

傷では無く、このネジが締まりすぎている個体があるんですよ!!

傷は消せますから大きな問題にはならないです。というか、傷ついちゃいます・・・・

私が最初に購入したPAM00111はこのネジがかなりきつく締まっていて苦労しました。。。。

私は元車の整備士ですが、営業と整備士では同じ業種でも実務は全く異なります。
なのでボルトの締め付け具合が正しいのは整備士です。
営業が締めたボルトはプライベーターと変わらないです。
(大体の営業さんは整備士にお任せしているので大丈夫ですけどね)

腕時計も同じだと思います。
時計技師が締めたネジと営業が締めたネジは締め付けトルクが異なるので注意が必要です。
だから締めすぎの個体が出ちゃうんですよ・・・・

ちなみに・・・・・・・
ネジ山が崩れた場合の修理はかなり大変だと思います。(ネジをなめた場合です)
こんな小さいピッチを直す工具は普通には手に入りません。

それとネジ山の修理って1サイズ大きいネジを入れる為にネジ山を切っていきます。
なのでこんな特殊な部品は無いですよね。さらに1サイズアップしたこの部品なんてありません。

ピッチが狭いと舐めやすいのでベルト交換時にドライバーに少しでも抵抗を感じた場合は無理に入れない方が良いですよ。

余談ですが、このネジ山を駄目にした場合のバネ棒作戦があるんです。
海外などでパネライ用の不思議なバネ棒が売ってましたよ。
でもなめない用に注意しましょう!!
慣れるとなんてこと無いです。

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