剣先の余りの長さ

オーダー時の剣先の余りに関してです。
私も色々な長さでサンプルを作り使っていますが、やっぱりこれ位が良いと思います。
ご注意ですが、私の場合は遊革を使っていません。
定革と遊革はラグ幅22mm~24mmは10mm幅、18mm~21mmは8mm幅でお作りしています。
(オーダー時に変更も出来ます)

夏と冬、湿度高さでつけ心地が変わるのでやっぱり2つ位が丁度良いですね。

それと2つ穴を開ける場合はどちらをメインにするか?
私の場合は1つ目を子穴上部から剣先に向かってチョイ長めの+70mmにします。
そうすれば、2つ目の子穴を使っても+63mm位で収まります。

+70mmでも長過ぎる事は無いので丁度良い感じです。

厚みがフラットのベルトは、剣先が多少あった方が全体的に良いと私は考えています。
なのでHORWEENレザーのストラップやヌメクロコ、墨染めクロコはオーダーでお作りしていたのです。
腕の太さ、装着感は人により異なりますからね。
装着感はそれぞれで異なるので腕周りだけで子穴を2つや3つにするのはリスクがあります。
ベースとなるベルトが無い場合は5つ位開けたほうが良いでしょうね。
ベースとなるベルトというのは他社製でも良いので今お使いの時計に装着しているベルトです。
※時計により子穴位置は変わります。オーダー時は装着予定の時計についているベルトをベースに仕様は決めた方が良いです。ちなみに、ラジオミールとルミノール、ルミノールの47mmと44mmでもチョット使う子穴位置が変わります。
もっと絶妙に異なるのが47mmケースのルミノールでもpam372とpam368でも微妙に変わります。

ちなみに・・・・・
在庫販売しているエキゾチックレザーや各ブランドの純正ベルトは一番汎用サイズの12時側75mm、6時側120mmです。

時計に向かってあんこが入って厚く、子穴付近は薄く作っているスタイルのベルトです。
このスタイルのベルトは子穴付近から2.5mm~3mm位なので逆に短い方が良いです。

簡単にまとめると・・・・
エレガントに使いたいなら、あんこを入れて剣先は短め。
カジュアルに使いたいのであれば、フラットで剣先を長めに。

ただ、ヴィンテージ時計やカルティエなどでも厚みがフラットのドレスウォッチもあります。
ドレスウォッチに使うならフラットのベルトでも少し短めの子穴+55mm~60mm位が良いかと思います。

厚みをフラットでドレスウォッチにするなら・・・・
厚みは薄め(2.5mm~3mm)で剣先の余りは+55mm位が良いと私は思います。

最終的にはご自身のお好みになります。
腕時計ベルトは、素材、カラーと人により好みが分かれます。
長さや厚みも好みがあるのでベースとしてみて頂ければと思います。

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