当ショップで復刻するGPFバックルの進捗です。
今日は金属加工業者さんと電話でお話をしました。
まず、見積もりが出たのですが・・・・・・・
想定内ではありますが、トータルで考えるとチョット厳しいですね。
トータルとは、1サイズ(26mmなど)で3種類のバックルを計画していました。
(真鍮、亜鉛合金、真鍮にニッケルメッキ)
1サイズ3種類でサイズが3パターン。(26mm,24mm,22mm)
トータルで9種類。
これはチョット無理でした。
というのも、商売目線で考えるとどれ位の期間で元が取れるか?
を考えます。
GPFバックルは需要のひく〜い物、そしてかなりマニアックな物なので
サイズを3パターンで作っても数年赤字続きになるのが目に見えています。
・・・・実は経験済みなのです。
それは当ショップで販売しているシルバー925のバックルです。
制作時はキャスト代がかかります。
キャストはサイズ毎にかかるので、黒字に転換出来たのは販売スタートして2年後です。
アンティークレプリカの方は黒字転換まで3年かかりました。
これは販売価格を下げる為にキャスト代を除外したので黒字転換まで時間が必要になったという経験です。
これを踏まえて今回のGPFバックルのサイズ展開は・・・・
22mmは見送りという方向で考えています。
26mmはヴィンテージの復刻なので決定です。
24mmは1種類はやろうかと思っています。
現段階の予定では、
●26mmは2種類か3種類
●24mmは1種類
になる・・・・かな?
そして金属は、
●真鍮無垢
●真鍮に銀メッキ(ニッケルメッキから変更)
●亜鉛合金の無垢
の3パターンで悩んでいます。
まず、真鍮にニッケルメッキという組み合わせはヴィンテージパネライのマニアが記載していた当時の仕様です。
ただ、当時も同じですが剥がれる前提、削れていく前提でメッキはかかっていません。
1950年前後から過酷な使用環境を経て70年近く経過した後にメッキが削れてベースの真鍮が顔を出しています。
それを現代の技術で施工するとまず剥がれないという事です。
それと今の使用環境を考えるとヴィンテージと同等かそれ以上の年数が必要になっちゃいます。
そりゃそうです。だって普通はメッキが剥がれたらクレームですから。
そこをハードに使いまくって1年、2年で角が削れていくのが私の希望・・・・・なんて無理ですよね。
剥がれていくのを前提になんて人はいないとの事です。
そこで提案頂いたのがシルバーメッキです。
シルバーメッキはシルバー(シルバー925などの銀です)を溶かす?か何かしてメッキ加工をするそうです。
シルバーメッキだとニッケルよりも薄く出来るそうです。
それとシルバーなので黒ずんできます。
ヴィンテージにある銀メッキの食器なんかはカッコ良いですよね〜。
あれと同じです。
それと今回はニッケルメッキにしても亜鉛合金にしても艷やかなキレイなバックルでは無く、言い方が悪いですがチョット雑な感じ、古ぼけた感じをイメージしています。
この雰囲気を出すならシルバーメッキの方が良いのでは?との事でした。
まあ、確かに経年変化などを考えるとシルバーメッキの方が理想に近いと私も思います。
ただ・・・・・
銀の価格がかなり高騰していて単価が上がっちゃいます。
まあ、そこはしょうがないかな?なんて・・・・
高くなるとは言え販売価格で5000円も1万円も上がる訳では無いので大丈夫でしょ!!
ちなみに今回の復刻バックルの販売価格は決定ではありませんが、15000円まではいかない想定でいます。
ご存知の通り、縫込み式でベルトも必要になるのでベルトとバックル合わせてせめて3万円は超えない様にしたいなと考えています。
それか、当ショップのHORWEENレザーを使ったストラップであればステッチ交換は必須ですが、バックル交換は可能です。
私のイメージでは新品では↓の様な感じ

そして使い込んでいくと↓の様に下地である真鍮が顔を出してくる。

でも簡単には真鍮が顔を出さないので、
使い込むか・・・・
キーホルダーにして使うか・・・・
(キーホルダーにしておくと鍵とぶつかりあってキズがついていきます)
又はペーパー(やすり)で表面のメッキを削っていくか・・・
なんて粗い作業をしたとしてもそれが思い出になるかと思います。(ペーパーは私はかけないですよ。)
と言う現段階の進捗です。
スペシャルレザーも待っているので今はお財布がカラカラなんですよね〜
さあ、結果はどうなるでしょう?
次回は金種などが決定して次のステップへ進んだご報告が出来るかな?
P.S.
この記事を書いていて、真鍮にシルバーメッキを26mmと24mmにしようかな?
なんて案も出てきました。
まだ金額などを踏まえて決定出来ないでいます。。。。
けどお楽しみに。