腕時計のベルトって中々捨てられなですよね・・・・
このベルトはパネライ純正のベルトです。
ついていたモデルはラジオミールです。
このベルトを私は使用していないのですが時計が2015年式という事は・・・・・約6年前ですね。
私が手に入れたのは2年半前なので約3年使用したのでしょう。
まあ、時計のキズの多さから察すると毎日使用していたのでしょうね。
毎日使用して3年も経過すればこんな感じにはなると思います。
定革、遊革の表面が剥がれています。
それと6時側のバックルピンを通すところが痛んでいます。
これは単純に劣化ですね。
正直何が悪いとも言えません。
レザーの劣化を防ぐ為にクリームを塗っていても変わらないと思います。特に定革、遊革の方は・・・
こっちは結構激しいです。
ルミノールPAM00111についていた純正です。
私が購入した1本目のルミノールについていたベルトです。
ボロボロだったので売却時に同封しなかったんですよね。
確か2005年のモデルだったので、多分5年位は使ったのでしょうかね?
このベルトは定革のところで破損しています。。。。
6時側のベルトもやはりバックルピンのところで破損しています。
この2本を私は使用していませんが、このタイミングで観察してみました。
まず匂い。
よくレザーベルトは匂いが付き・・・・・と言われていますが、そもそも汗って無臭ですよね。
それが乾燥して匂いが付いてしまいます。
この匂いを防ぐにはやはり使い終わったら拭いてあげる事が一番だと思います。
実際この2本の匂いは全く同じだったので、レザーの匂いでしょうね。
なのでそんなに気にする事は無いのかな・・・とも思います。
次に腕時計のベルトでみなさんが気になっている水分で表と裏が剥がれるという現象・・・
完全に否定はできませんが、この2本のベルトと他にもまだ所有しているオメガ スピードマスターのベルトはその様な現象は起きていません。
当ショップのベルトで私が何年も使っているベルトでも剥がれる事は今のところ無いですね。
大体その前にこのパネライ純正の様に切れてしまいます。
この部分がなぜ切れるのか?
それは腕時計のベルトの構造により薄くしています。
この2本のベルト共に裏側が切れています。
この裏側の切れている箇所は非常に薄い革になっているのです。何故薄くするのか?というと薄くしないとベルトの裏側が凸凹になり、着け心地が悪いからです。
只薄いだけでは無いんんですよ。メチャクチャ薄いんですよ。
腕時計のベルトって厚いベルトで4mm。大体3mm前後が薄い部分です。でもこの裏側の極端に薄い箇所はレイコンマ数ミリ以下まで薄くしている箇所もあります。
この事からも薄い裏側が切れて破損してしまうんですよね・・・・
たまにお問い合わせを頂く、裏側にラバーを貼っているベルトですが、当ショップでは用意をしていません。
コスト面もあるのですが、私が使用していても汗や水でベルトが壊れるという事が無いからです。
それとラバーにしてしまうと汗の逃げ場が無くなり、肌の方が蒸れて痒くなるとも思います。
腕時計のベルトショップにより考え方も様々なので何が良いとは言えませんが、私は裏をラバーにする必要は無いのでは無いか・・・・と思っています。
最後に腕時計のベルトで一番耐久性のある物をご紹介します。
それは・・・
以前紹介したサンプル品のカウレザーです。
これは壊れる確率は非常に低い構造です。多分最初に遊革が壊れると思います。
ヴィンテージパネライに使われていた構造ですね。
これは一部を薄くしている部分もありますが、通常のベルトとは構造が異なります。
裏側も厚い革の上縫ってあるので壊れる可能性低いです。
只今では一般的な構造では無いのとカウレザーならではの構造だったりもします。
レザーの種類も限られ、好みも別れるので現段階では当ショップは出来ないですかね・・・・
カウレザーは他のショップさんでも多く販売しているのを見るのでコードバンあたりで出来ると良いかな〜何て考えていたりもします。