オーダー時に1番悩まれるのが、長さに関してです。
まず、一般的に販売されているベルトは・・・・・
120mm,125mm,130mm
この3サイズがスタンダードです。
勿論当ショップの在庫商品は120mm,125mmの2サイズです。(レザー種類により異なっています)
ただ、オーダーメイドのベルトは子穴の位置(ラグから子穴上部)+60mm~65mmがベストだと思います。
これは厚みがあるベルトだからこその少し長めです。
何がベスト?この長さがあると何が良いの?
ただ長くしているだけでは無いんですよ。
それは・・・・・・・・腕時計を装着した時のバランスです。
今お手元のベルトをベースに考えるのが普通ですが、オーダーメイドのベルトはチョット異なると考えて頂くのが良いかと思います。
ちなみに+65mmは・・・・・・
これくらいです。
それと遊革を使う場合はもう5mm位長くても良いかと思います。
ちなみに子穴+65mmでの遊革使用時は・・・・
これに+5mmすると・・・・・
遊革からチョコンと出るのが今までの腕時計ベルトのスタンダードです。
ですが私が提案するのは、遊革(又は定革)からちゃんと余りが出る長さです。
次はなぜちゃんと余りが出る位の長さが良いと考えるのか?
それは、定革の部分が1番厚いからです。
(当ショップのオーダーメイドのベルトは子穴部分から0.5mm位薄くしています)
ちなみに一般的な厚みのベルトだと・・・・・
(これは当ショップのコードバンです)
このダービーとコードバンは長さが異なります。
コードバンは120mmでダービーは125mmです。
一般的には厚みが3mm以下がほとんどなので余りが短くてもバランスが悪くないです。
でも厚みがフラットなベルトは厚みが3.5mm(汎用で販売されているベルトは4.0mm)なので、余りが短いと定革部分の厚みが出すぎて尾錠から定革、遊革までがモコっとしちゃいます。
私が過去に購入し、使っていたベルト(汎用)はモコっとしたのがイヤですぐに使うのを辞めました。
でもこのスタイルは好きだったので、どうしたら良いかな〜・・・・と試行錯誤し何個も作ってみた結果、子穴からの余りを算出しました。
子穴からの余りであれば腕が太い人、細い人でも変わらないですからね。
なので、長さで悩む前に子穴の位置を教えて頂ければ私が推奨する長さが出せます。
そこからもう少し長い方が・・・・・
もう少し短い方が・・・・・・
とご希望を教えて下さい。
(私が推奨するのは通常の余りで+65mm,短めが良い場合は+60mmです)
それと遊革を使うか使わないかも考えて見て下さいね。
+60mmで遊革を使うと剣の先しか入りません。
オーダーメイドの腕時計ベルトってあまり一般的では無いので悩まれると思います。
でも、全体のバランスを見てベースとなるサイズを決めているのでそこからスタートして長さを決定するのを推奨しますよ。
厚みがフラットなベルトは芯を入れて厚みを増しているベルト+5mmの方が良いですよ。