牛革は奥が深い

↑の写真はホーウィン(HORWEEN)のエセックス、ダブリン、ダービーの写真です。
この3つは実は同じ鞣し方なのです。(私も知らなかったのですが・・・・)
※鞣し(なめし)・・・・・皮を革にする事です。

ベースとなるのは、ホーウィンのシェルコードバンと同じ鞣し方です。

エセックスはシェルコードバンの牛革バージョン。
そしてダブリンはエセックスにワックスを入れて熱加工し、滑らかな表面と強さ、独特のプルアップが楽しめます。
ダービーはダブリンにタンブル加工(揉みほぐす加工)をし、柔らかく、シボ感が増してダブリンとは異なったプルアップをするレザーです。

簡単にすると・・・・
エセックスはキレイなヌメ革。
ダブリンは追加ワックスと加工でプルアップするエセックス。
ダービーはダブリンに加工をしてシボ感が強く柔らかい牛革。
といった感じです。

私は革だけを見たらダービーが一番好きです。
柔らかく、独特な色味が好きですね。
でもまだ使ってませんが、先日入手したライトブラウンのダブリンは非常に楽しみです。

ホーウィンレザーはクロムエクセルレザーとシェルコードバンしか日本に入ってきていないので、マニアックな情報って中々見つけるのが大変だったりします。

とここで何で私が牛革にはまったかと言うと、牛革は日本でも栃木レザー、姫路レザーなどの有名タンナーがあります。
世界で見るともっと沢山のタンナーがあります。めちゃくちゃ沢山あるんですよ。

そしてタンナーそれぞれで鞣し方、風合いが全く異なります。
タンナーも商売なので競合他社より良い革を作ろうと企業努力と伝統を守っています。
なので良い革と沢山の種類があるので商品によって選択する幅が広いんですよ。

それぞれのタンナーは古くからある製法で今の流行などにも使える様にアップデートしているのですね〜。
製法だけではなく、時代の変化に伴う環境問題もですよね。

牛革と一言で終わらないのが牛革であり、安い革もあれば高額な革もある。

逆にエキゾチックレザーは生息している環境が限られるのでタンナーもかなり限られています。
そこがエキゾチックレザーと牛革の異なる点です。

エキゾチックレザーと牛革どっちが良いかと言うと、ジャンルが異なるので選べませんが牛革ではやっぱりホーウィン社の革が好きですね。

好みでどの革がお気に入りかは分かれると思いますが、今年のお気に入りは牛革ですね。
ちなみに昨年はスティングレイ、一昨年はコードバン、その前はビーバー、その前はクロコダイルでした。
1年周期にマイブームが変わっています。。。。。

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